最近、色々と考えます。

さおりん

2011年03月26日 21:12



東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)により被災された皆様、
そのご家族の皆様、心よりお見舞い申し上げます。
一日も早い復旧復興をお祈り申し上げます。

計画停電や節電のこともあり、震災後は記事アップを控えておりましたが、
この週末は停電回避とのこと。取り急ぎアップです。

以下、私達の近況と、停電に対して少しでもお役に立てればと思い、
我が家で実行していることや、思いついたことなどを書いてみようと思います。
まず最初に、TOPの写真は、我が家の最低限の停電対策の品。

メインはジェントスの700と777(もう1台の777は実家に貸しました)。
暗い夜にもホノカナ灯りで少しでも気分を和らげたい・・・ということで、
キャンドルホルダーにLEDタブを入れて。
ソーラーライト2台は、1台を手持ち用とし1台を車へ。

右奥の小さなバッグは、ベルトなどに取り付けられるタイプ。
この中に小型のライト、iPhone用に充電器+コードと充電池4本、
身分証明証として免許証、家と車の鍵、少しのお金、飴が入っています。
実は仕事中に地震が起きたため、ロッカーに入っている手荷物を持ち出せずに避難し、
とても不自由を感じましたので、
いつでも身に着けていられるように考えて用意しました。

明るい方のライトは、万が一の大規模停電に備え、
帰宅困難になりかねない旦那さんに持たせています。


今回は何も買い足すことなくライト類や電池類も常備でしたし、
寒くなれば灯油ストーブ(我が家の場合はフジカです。)で暖を取ることや、
光量が足りなければケロランタン(自己責任ですが・・・)も活躍出来るという環境、
また、暗がりにも慣れているので停電に対しての恐怖も少なかったことから
普段からキャンプをやっていて良かったと、心から思いました。

こんなところで役に立つとは・・・


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震災後、私は主にメールとtwitterで情報交換をしていました。

その中で感じたのは、人と人との繋がりの温かさ。
あとでも書きますが、地震直後の社内での結束もそうだし、
 (外への避難のあと、名前も知らない人たちも皆で手を繋ぎあって
   揺れが収まるのを待ちました。)

帰宅後、家族と連絡がつかずに一人で不安になっている私に
「がんばれ!」のメッセージを下さった方もいて勇気付けられました


また、静岡方面が震源地の大きな揺れがあったあとには、
茨城で被災した友人がこちらを気遣って連絡をくれたのです。
友人宅は被害にあって、家の中にも入れず断水中でもあったのに
私達を心配して連絡をくれたことが嬉しくて、夜中に泣きました。


神奈川は一部を除いて大きな被害は無かったので、
私達は自分たちに出来ることを頑張ることで、被災された方々を応援したいと思います。


・節電
   とにかく使わないで済む物は電気コードを引っこ抜く。
   上着を1枚プラスして、極力エアコンを使わない。
   電気ポット、炊飯器の使用をやめてみる。などなど。
  
   「節電は関東に住む自分たちのためだろう?
   被災者のためだなんて大げさなことを言うな!」
という批判も見受けられますが、
   同じ関東の中でも被災された方は多数いらっしゃいますし、
   東北方面から避難されて来ている方々も増えて来ました。

   それらの人や地域が停電無く過ごせるように、被害の少なかった地域の人が頑張るのは
   悪いことじゃないでしょう?
   それに、誰かのため!と思っていることで、多少大変でも頑張れるってこともあるし。
   被害の大きい小さいが問題なのではないハズ。
   気持ち・・・なんじゃないかな?って。

     
   ちなみに、土鍋やガス用の釜、保温調理鍋でも美味しくご飯が炊けますよ

   「峠の釜飯」の空き容器を使った炊飯の記事はこちら
     *我が家が震災後に使っているのは、
       テフロン加工されていて、木のフタがあるタイプですが参考までに。

   シャトルシェフでの炊飯方法を軽めに紹介した記事。(もう1つのブログです。)

   古い記事だけど、キャンプでも無理なく作れる韓国風ご飯のレシピはこちら


・無用な買い占めをしない。
   パン・水・お菓子・米などが売り切れた一方で、
   実は生鮮食料品は豊富に余っていたりしました。
   自炊が出来るのなら普通の買物でいいハズ。
   保存食は少しだけあれば充分。必要な地域にまわしてあげたいですよね。

・ガソリンは必要な分だけ。
   歩きや自転車で動ける範囲であれば、出来るだけ車を使わない。
   最初のうちは外出してみると、ガソリンスタンドが長蛇の列で驚きでした。
   「必要になるかも」程度なら、少しの間、控えてもいいのじゃないでしょうか?
   緊急車両や物資の運搬、被災地の方々に先に行き渡って欲しいです。

   こちらでも今ではようやくスタンド渋滞こそ無くなったものの、
   バスへの燃料が足りずに休日ダイヤで混雑が酷くなったりしています。

・募金(我が家も微々たる金額で申し訳ないのですが・・・)
   個人レベルには限界も問題もあるようですので、
   信頼出来そうな企業を選んで、そこを通じて行うのが良いかと。
   ナチュラムでもポイントでの募金が出来るようになりました

・笑顔でいられるように心がける。
   こんな状況だからこそ、笑顔を忘れずに居たいですね^^
   被災した方々に元気を分けてあげられるよう、
   私達もストレスを溜めないようリフレッシュしながら毎日を過ごさねば!と思います。
   経済活動も大切な支援だと思います。


もちろん、私には被災地の状況はニュースで見られる範囲しかわかりません。
ここに書いたことは、あくまでも被害の少なかった関東地域の話として読んで頂ければと思います。






 ↑今回の震災によって被災した方の犬・猫の救援情報特設掲示板
  ボランティアの方々が中心となり、活動しておられます。
  迷子になった子の写真なども掲載されており、
  幸せに暮らしていたであろう震災前の状況を想像すると胸が痛いです。
  1人でも多くの人と、1匹でも多くの愛犬、愛猫たちが
  一日も早く幸せを取り戻すことが出来ますように。。。
  協力出来る方がいらっしゃいましたら、ぜひお願いいたします。
  


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以下、twitterで教えていただいた注意点を挙げておきます。

・「計画停電の作業」と偽って家に入り込もうとする詐欺が出たとのこと。
・「安否の確認」と言って、主に1人暮らしを狙ってやってくる物がいたとのこと。
・「募金を募ります」と善意を装い、実は詐欺の場合があること。
・手に入りにくい乾電池などを、ありえない価格で売りさばこうとする業者があること。

情報があふれる世の中ですから、嘘や噂に惑わされず、
一度、「これはどうかな?」と立ち止まって考えることが必要かもしれません。


また、テレビで被災地域の悲惨な状況が連日映し出され、
泣いている方々のインタビューが流され、暗い話題ばかりが続いていると、
無事であるハズの自分たちまで心が折れてしまうものです。

そんな場合には思い切ってテレビを消し、ラジオだけにしてみたり、
近所を散歩してリフレッシュしてみたりして心の健康を保つように心がけたいものです。
そういう私も、ちょっと心が折れ気味になっていましたので反省!
皆様も心身の健康に気をつけて、毎日をお過ごしくださいね。


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以下、記録代わりに私達の近況を書き記しておきます。




勤務中に地震発生!
ちょうど倉庫内にいたため必要以上に揺れが酷く、
箱類が頭上からたくさん落ち、事務所の大きな棚が倒れました。

悲鳴があがる中でよろめきながら全員外へ。
揺れが酷く、階段を降りるのすら危険に思えたほど・・・。
外へ出ると皆で手を握り合って揺れが収まるのを待つも、すぐに余震。
中に入ることも出来ず、行ったり来たりを繰り返すうちに休憩時間に入った。

15時10分ごろ。
上司から「車通勤者のみ一時帰宅許可」の通達が出たため、
一度自宅に戻って、家と彼の両親の無事を確認。
ご近所さんも多くが外に出ており、揺れの大きさを再確認。
子供たちは集団下校になったようで、まとまって帰ってくるのが見えました。

我が家でも多少の荷崩れはありましたが、
また余震が来るかも?と思い、倒れたままにしておきました。
この時点では彼も実家も妹とも連絡がつかず、不安な中、一度会社に戻りました。



棚などの片付けを手伝いながら定時で退社。

自宅に戻ってテレビをつけると「鉄道が止まっている」とのこと。
このままだと彼が帰宅困難者になってしまうため、
会社から近い私の実家へ避難してもらおうと連絡を取ろうにも
彼にも母にも電話・メール共にダメでした。

横浜は、被害の出た地域もあったようなので、
有事の際には駆けつけられるように・・・と、必要なものを用意して待機。
移動中に身動きが取れなくなる心配もあったため、
自分用にも飲物、お菓子、ひざ掛け、防寒具なども準備して。



6時半過ぎ?skypeを通じて彼と通話が出来た!

彼は私の実家に行ってくれていて、全員無事だとの連絡にホっとするも、
実は停電になっており、ストーブなども無いために寒いとのこと。
もちろん実家にはランタンも無いので、懐中電灯とキャンドルで灯りを取っているそう。
車にフジカやジェントス、シングルバーナー、ガス缶などを積み、
渋滞覚悟で30kmの道のりを出発。

予想通りすごい渋滞!不安で心が折れそうになりつつも、3時間掛かって到着。
夕飯もとらず緊張状態だったせいか、皆の笑顔を見てヘナ~っと力が抜けました。
ラーメンを食べに外出してみると、この一帯も渋滞が酷かったそうで
品切れのものがある状態。店員さんはアタフタしていて可愛そうでした。
余震の中で食べたラーメンの味は、一生忘れないでしょう・・・

実家に戻ってからも興奮状態で眠れず、朝方になって寝付く。
父は帰宅困難だったのですが、運良く銀座のホテルを確保。翌日帰宅。



こんな感じで週末が来て、日曜には気分転換のために庭で軽めのBBQをしました。
そして彼の通勤が出来なくならないよう、そのまま実家に身を寄せました。
なので私は1週間ほど会社に休みをいただきました。感謝!

実家の被害は少なく、物干し竿が落下したり、自転車が横倒しだったり、
二階からの雨どいが外れて、庭に落ちている程度でした。


現在は自宅に戻って、彼は混雑や混乱を避けるために早朝から出勤。
私の会社は計画停電のおかげでスケジュール調整をしながら、
停電中は窓際に集まったり、倉庫のシャッターを開けたりして、
外の光を取り入れられる場所で仕事をしたりして頑張っています。



被災地の友人たちも連絡が取れて、
盛岡、仙台、日立の各友人は、みんな家の中は悲惨な状況ながら、
家族全員無事とのこと。
茨城方面の親戚は、避難している人や、津波が家の目と鼻の先まで来た方もいましたが、
家はともかくとして・・・ケガはなく無事とのこと。

神奈川でも津波が心配されましたが、湘南の海沿いに住む友人も無事とのこと。
同じく湘南にいる妹も無事。
東京、千葉の友人宅には被害が出ている人もいるので、手放しで喜べる状況ではないけれど
ケガが無かったのはホっとしています。

だけど、妹の知り合いで・・・1人亡くなった方がいて・・・心境としては複雑です。
こだぴ~の後輩にも、未だお母様が行方不明の方がいます。

そして、実は私の親族の中で安否不明者が1人おります。
私の実の祖父です。
血は繋がっているものの会った事もなく、彼は私達の存在を認めていないため
残念ながら連絡の取りようがありません。
訃報無きことは無事なのだと、今はそう願っています。


最後になりましたが、お亡くなりになられた方のご冥福をお祈りするとともに、
行方不明の方の安否が一日も早く判明すること、
そして一日も早い復旧復興をお祈り申し上げます。


がんばろう!日本!!

長文失礼いたしました。

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